GRASについてのニュース
先日（といってもだいぶ前となりますが…）、日本細胞農業協会さんのGRAS(Generally Regarded As Safe)に関する記事がとても分かりやすいと紹介させていただいたのですが、
少し前の記事で、ちょうど次世代ステビア甘味料を開発している会社について、そのGRAS認証を得たという記事があったので、今日は少しそちらを紹介させていただきたいと思います。
アメリカの次世代ステビア甘味料の開発等を行っているSweegen社は、FEMA GRAS (Flavor and Extract Manufacturers Association General Recognized as Safe) 認証を、精密発酵によって生成された超甘味タンパク質Brazzeinについて確保したとのことです。
このことについて、Sweegen社は、これは、砂糖削減プロジェクトで業界がより広く採用するための道を開くマイルストーンであると主張しているとのことです。
Brazzeinは、砂糖の 500 ～ 2,000 倍の甘さがあるとのこと、よって魅力的なフレーバー変更効果があるとのことです。原料は、oubli と呼ばれるつる性の低木の果実に微量含まれる非常に甘いタンパク質とのこと、抽出には非常にコストがかかるため、遺伝子操作をした微生物から発酵技術により、各社がより効率的に生産することについて競争を繰り広げている模様です。
私自身かなりの甘党なので、あまり都合の良いことを考えてしまうのもあれですが、血糖値のことを気にせず、甘いものを楽しめる日がくるのであれば、こういった技術の開発について、少し応援したいなと思ってしまいました。
